グレーゾーン金利での貸し付けの為に、過払い返還訴訟が全国で起きています。

日本はもともと、あらゆる分野でグレーゾーンというか、曖昧な部分を残しながら来た文化の土壌があります。
貸金については、グレーゾーンで貸し付けた場合に、返済が滞った時に、少し待ちましょう、返済交渉を
柔軟に受け付ければいいんでしょうね、元々がグレーな領域ですから日本人的には一番ぴったりするはずです。
金貸しの為のデーターバンクをいち早く作り、個人情報を自分達の為に集め、ブラックになると言って脅しながら
高利をむさぼったのだから今の返金は当然でしょう。
決してグレーゾーン金利を容認しているのではなくて、物事柔軟に対応できるクッションが必要だと思います。
金融庁の監督、指導傾向は金縛庁と揶揄されるように、徹底的にアバウトな領域を締め上げています。
アメリカが契約社会だと言われますが、最近の日本の監督官庁の動きを見ていると、法律馬鹿が
日本人のアバウトな(いい加減な)部分をそぎ落とす作業を一生懸命行っているとしか映らない、
国民性を全く変えてしまおうとしているように思えてなりません。
日本の国をアメリカの占領下で、植民地化の最終章に入っているのでしょうか?
高利貸しの制裁は、最高裁の判決によって始まったのであって、天下り先の高利貸し業界を管理する
金融庁が発した規制ではありません、保険業界の不払いと同様に、高利貸しの不当利得の返金指示を何故出さないのか、建前と本音、天下り先の業界への配慮があるのでしょう。
所詮、金融庁と言ってもその程度なんですよね。防衛庁防衛省に格上げされたように、
金融庁が格下の機関であるので、劣等感から張り切って省への格上げか、以前の大蔵省へ回帰するよに
財務省と一緒になることを望んでいるのか。
ただ、保険業界は、日本人のいいとろこであったいい加減さを思いっきりよく切り捨てて
ギスギスした、日本人に馴染まない異質な業界へと変貌しつつあります。
官僚亡国論がありますが、本当にこの日本の官僚は、小役人の集まりで、もっと優秀な人材と
100年先の国作りに大志と情熱を持って取り組める組織にしないと、歴史を振り返る時に、
小馬鹿な官僚が日本をダメにしたと考証される事になりそうである。
本当の智者は、今の官僚が行っている動きからは遠く離れた所に位置する存在である。
「この国の行く末おかしいよ!」
スーパーエリートの養成ができなかった、教育の歪みが、中途半名な個人主義者を排出させて
真の指導者層の育成が、全くできなかった。教育の劣化がもたらした結果は想像以上に厳しいものがある。